留学先を考える【マレーシア ②ビザ】
海外に住むときにたいてい必要となるのがビザ。
現地でどんな生活をするのかを想定しながら
それが許されるビザ取得の条件をクリアしなくてはなりません。
なんとなくしか把握していないので
ひとつひとつ見ていこうと思います。
<マレーシアのビザの種類>
①観光ビザ
・1回のマレーシアへの入国で90日まで滞在可能。
・日本と行き来があるなら年間180日まで延長可能。
②学生ビザ
・学校に就学するときに発行される。
・学生ビザの許可がおりている学校に通うときのみ申請可能。
(6歳未満のみなどの保育園では基本不可)
・有効期限1年。更新可能。
・子供の付き添いに1名のみ保護者ビザ申請可。
・保護者ビザでは現地での就労は不可。
③MM2H(Malaysia My Second Home)ビザ
・最長5年間の滞在許可。更新可能。(パスポートの残存期間による)
・配偶者、扶養家族、60歳以上の両親(本人、配偶者)の同伴可。
・就労不可。
・金融資産:条件が改訂され、資産の規制がかなり厳格化。
金融資産 RM1,500,000(約4,500万円)以上
月収 マレーシア国外でRM40,000(約120万円)以上
定期預金 RM1,000,000(約3,000万円)以上
家族1名追加につきRM50,000(約150万円)が必要
※留学中は特定の目的以外では使用不可
・年間合計90日以上マレーシア滞在が必要
・日本からの年金への税金が免除。
④S-MM2Hビザ
・サラワク州が発行するMM2Hビザ
・サワラク州、西マレーシアへの滞在が可能。
・配偶者、扶養家族、60歳以上の両親(本人、配偶者)の同伴可。
・最長5年間の滞在許可。更新可能。
・子供がサラワク州で教育を受ける、家族が治療を受ける等で申請可。
(年齢ごとに条件は異なる)
・承認されれば就労可。
・金融資産:下記a~cのうちいずれか +サワラクでの定期預金
a)月収 マレーシア国外でRM10,000(約30万円)以上(単身20万以上)
b) 普通預金 RM 100,000(約300万円)以上(単身150万以上)
c)定期預金 母国でRM 100,000(約300万円)以上(単身150万以上)
サラワクでRM 300,000(約1000万円)以上(単身500万以上)
※留学中は特定の目的以外では使用不可
・年間合計30日以上マレーシア滞在が必要
⑤就労ビザ
・マレーシアで給与を得て就労したいときに必要なビザ。
・既存の会社に雇用してもらうか、現地で会社を設立するか。
・最低月額給与に応じて2種類ある
・取得ハードルあがってきており月収RM5,000では厳しい。
⑥デジタルノマドビザ
・IT系業種のフリーランサー、リモートワーカー対象。
・最長2年のマレーシア滞在が可能。更新可。
・配偶者、扶養家族の同伴可。
・年収USD 2,4000以上。
⑦レジデンスパス
・就労ビザ等でマレーシアで3年以上実績がある人が対象。
・10年の滞在権、就労可能、配偶者も就労可能。
・月収RM15,000以上(約45万以上)
・マレーシア人と結婚する。
・これは無理。
マレーシア政府観光局HP参考
https://www.tourismmalaysia.or.jp/index.html
※22/11/9現在の情報です。
このうち、MM2Hビザが取得できると
更新の手続きも減らせるし
家族みんなでの留学、移住も可能。
でも現金で3000万以上とか、
マレーシア滞在しながら月収120万を維持するのは
正直ハードルが高いかなと思います。
そういう方法をこれから見つけていければ可能ですが。
子供がいるのだから、教育ビザ+保護者ビザ、
もうひとりは観光ビザで行き来する、とかのほうが
これから先、資産を増やすためにごりごり働くよりは
現実的かな、と感じました。
就学さえできれば、ビザの取得は問題なさそう。
<まとめ>
教育ビザ+保護者ビザ+観光ビザが現実的。
マレーシアのビザ取得は世界でみると比較的ハードル低め。
急速な経済成長中で、条件が厳しくなる可能性は十分あり。