留学先を考える 【マレーシア ③英語教育先の選択】
マレーシアには、比較的学費のリーズナブルな
インターナショナルスクールが多数あることも、
子供の英語教育のために留学先として人気な理由の
ひとつのようです。
いざわが子を留学させるとしたら、どんなことを考えて
どんな手順を踏むべきなのか調べてみました。
1. マレーシアの教育制度
2. 学校の種類
3. インターナショナルスクールの費用
4. インターナショナルスクールどう選ぶ?
5. いざ留学するときの手順
6. まとめ
1. マレーシアの教育制度
・初等教育(YEAR1-6)
日本の小学校のようなもの。
中間試験があり、飛び級も可能。
卒業時のUPSR(試験)のパスで中等教育へいける
・中等教育(FORM1-5)日本の中1~高2。
FROM3でPMRという試験があり、理系か文系か決まる
卒業時にSPM(試験)のパスで卒業資格を得る
・大学予備教育(FORM6) LOWER6(半年~1年)ののちにUPPER6へ進み、
STPM試験(日本のセンター試験みたいなもの)に向け準備。
2.学校の種類
公立学校と私立学校があり、インターナショナルスクールは私立。
公立学校:マレー系、インド系、中国系の学校がありそれぞれの民族母語で授業。
中等教育までは完全無償。
私立学校:インターナショナルスクール・宗教学校・ローカルの私立学校などがある。
3.インターナショナルスクールの費用
学校によりかなり幅がある。
入学金: 10-70万
学費:年間35万程度~280万程度までいろいろ。
4.インターナショナルスクールってどうやって選ぶ?
①カリキュラム
インターナショナルスクールの中でも、
英国式
米国式
国際バカロレア
豪州式
カナダ式
などがあるそう。
このうち、国際バカロレアは世界共通なカリキュラムで、
最終的な大学受験資格である「IBディプロマ」を取得すれば
世界中ほとんどの有名大学の受験資格が得られる。
②ロケーション
設立されている地域が高級住宅街であればそういう家庭の
子供が多く、学費もお高め。
通学はほぼ親の送り迎えが必須で、通学に便利、とかいう
立地の学校はなさそう。
③英語特別クラスの有無
留学してすぐで英語力が十分でない学生向けのコース。
小学校中学年以上では、英語力が不足していると
直接通常コースへ編入するのは難しい。
英語のみを集中的にトレーニングして通常コースへ
編入する、通常コースに通いながら英語クラスを別にする、
など学校により異なる。
英語特別コースがない学校もあり、
英語力が不十分では入学が許可されない。
④学費
立地やターゲット層などにより大きく異なるよう。
私立学校であれば施設や教育カリキュラムに大きな差はなく
教育内容にはあまり違いはなさそう。
クラスメイトやロケーションなど環境は違うかも。
⑤入学時期
学校の採用するカリキュラムによって
学年のスタート時期が異なる。
・3学期制(主に英国式)
1学期 9-12月
2学期 1-3月
3学期 4-月
・2学期制(主にIB式、米国式、豪州式)
1学期 1-7月
2学期 8-12月
※多くの学校で2学期や3学期からの編入も可能。
⑥その他
インターナショナルスクールで数年間学び、
日本へ帰国する場合、年齢に応じた学年への
編入は可能。
5 . いざ留学するときの手順
① 入学希望の学校の候補をある程度決める
→多くの留学サポートの会社があるので、
独自でやるよりも相談にのってもらいながら
入学手続き等も手伝ってもらうほうがよいかも。
模擬面接なんかまでやってくれるサポートパックはだいたい10万くらい。
②候補の学校の視察や住居(不要なことも)
③ 志望校決定
④出願(半年~2か月前くらい)
⑤入学試験と面接(~1か月前くらい)
⑥ 入学が決まれば住居手配、引っ越し
入学までにオリエンテーション
⑦入学、通学開始
調べてみてわかったのは、
インターナショナルスクールが山ほどあること。
住んだこともないのにこの中から選ぶの全然わかんない。
英語は行く前に勉強はしていくつもりだけれど、
やっぱり最初は英語クラスからがよいでしょうね…
日本の学校の英語教育では、少なくとも英会話については
あまり期待できないように感じているので
親も一緒にある程度英語を習得してからのほうが
当然ですが楽しめそうです。
6. まとめ
・留学するタイミングを決めたら学費とロケーションから
希望のインター校を絞っていく。
・入学は各学期のスタート日なので引っ越しや
こちらの学校とのタイミングをはかって調整。
・行ってから1年間は英語トレーニングの可能性高い。
編入してからある程度過ごすためには3年は最低期間。