留学先を考える 【シンガポール ②ビザ】
シンガポールはビザ取得が難しいと聞きますが
実際のビザの種類や取得の条件を見ていきます。
目次
1. シンガポールのビザの種類
①観光ビザ
②長期滞在ビザ
③労働ビザ
④ワークホリデービザ
⑤学生ビザ
⑥永住権
2. まとめ
1. シンガポールのビザの種類
①観光ビザ
・空路からの入国では30日以内、陸路からの入国では14日以内
であれば特にビザの申請は不要。
・手続きすれば最長89日までは延長可能。
②長期滞在ビザ
・応募条件
a)シンガポール国民または永住権保持者の配偶者
b)シンガポール国民または永住権保持者の21歳以下の子供
c)21歳以上のシンガポール国民または永住権保持者の親
d)就職活動を目的とした高等教育(大学・大学院)に在学中の学生
e)スチューデントパス保持者の母親もしくは祖母
f)シンガポールで出産を希望しているもの
・最長2年、Long Term Visit Pass +では最長3年の滞在が可能
③労働ビザ
1) エンプロイメントパス
・最低賃金 S$ 3,600
・専門職、またはエグゼクティブレベルのポジション。
高いレベルの大学を卒業している、またはそれに相当する能力を保有する人。
・最長2年
2) アントレプレナーパス
・最低賃金 条件なし
・シンガポールで資本金S$50,000で会社を設立してから6か月以内、または設立する
予定の外国人。その会社で最低でも30%の株を保有している。シンガポールの銀行
に最低S$50,000の預貯金があること。
・1年間。延長可能。
3) パーソナライズエンプロイメントパス
・海外の勤務先での申請直前の固定月給がS$18,000
・なんやらいろいろ条件があるようです。フリーランスは不可。
・最長3年。延長不可。
4) エスパス
・大卒。最低1年間は全日制の専門学校を卒業したもの。
希望している職種に関連する勤務経験が数年はあるもの。
・最長2年。延長可能。
5) ディペンデントパス
・いずれかの労働ビザ保有者の配偶者、21歳以下の子供
・エンプロイメントパスとエスパス保有者の場合月給S$5,000以上。
・最高2年。労働ビザの有効期限と同じ。
④ ワークホリデーパス
・18-25歳まで
・オーストラリア・フランス・ドイツ・香港・日本・ニュージーランド・スイス・イギ
リス、アメリカの大学に在学中または卒業したもの。応募資格のある大学は世界の大
学ランキング200位以内に入っている大学。申請前に少なくとも3か月間その大学に
在籍する、もしくは卒業していること。
・一度に最大で2,000名まで。
・最長6か月。延長不可。
⑤学生ビザ
・全日制の学校への入学が許可されたもの。
・インターナショナルスクールの場合、政府の定めたEdutrust-Certifiedのスクールへ
通う場合のみ。ローカルスクールの場合、21歳以上のシンガポール国民または永住権
保持者のスポンサーが必要。
・入学した学校のコースの終了まで。延長可能。
⑥永住権
・応募条件
a)シンガポール国民もしくは永住権保持者の配偶者、21歳以下の子供
b)シンガポール国民の両親
※シンガポール国民、永住権保持者の学歴や収入、納税額などが重要
c)労働ビザ保持者(労働機関や給与による)
d)投資家:最低でもS$25,000をシンガポールで投資する。十分な資産のある、成功し
た優良企業家であることの証明が必要。
・無期限での滞在が可能。ただし、リエントリーパーミットと呼ばれる再入国許可書は
5年ごとに更新が必要。長期間シンガポール以外に滞在するなどで延長が許可されな
いことも。
2. まとめ
学生ビザの保護者は母親か祖母限定。男親はだめらしい。
ビザの条件は年々厳しくなっているとのこと。
ただし条件をすべてクリアしていなくても申請が許可されることもあるそうで、
ケースバイケースのよう。
子供の学生ビザについていけるのは私だけなので、
夫は観光ビザで行き来するか、労働ビザをとるか。
教育制度もやや厳しい印象でした。
環境としてはなかなか魅力的な場所なので
人気もあるし、いろいろと条件が難しいのは
しかたないのでしょうね。